水素を使って発電し、二酸化炭素を排出しない燃料電池自動車のタクシーの運行が、宮城県内で始まりました。
県内で初めてとなる燃料電池自動車タクシーは、仙台タクシーなど3社が計4台導入し、仙台市内と仙台空港周辺で運行を始めました。
28日は、3社の代表が村井知事に運行開始を報告しました。
燃料電池自動車は、燃料の水素と空気中の酸素の化学反応による発電で走行し、二酸化炭素を出しません。
車両の価格は1台約700万円で、導入に当たっては国と県が各車両価格の3分の1を補助しています。
村井知事「1人でも多くの方に乗っていただいて、FCVの乗り心地を感じていただいて、普及に弾みがつけばなというふうに思っております」
県などによりますと、2月末時点で県内では111台の燃料電池自動車が登録されていて、自治体の公用車やバスなどに使われています。