様々な食品の値上げが続いていますが、何かと重宝する野菜、タマネギも高騰しています。天候不順などが要因で、高値はしばらく続く見込みです。
仙台市宮城野区にある、みやぎ生協の店舗です。
北海道産のタマネギは1.2キロで498円、長崎産の新タマネギは0.9キロで398円と、ともに先週より100円高くなりました。
2021年5月の値段と比べると1.7倍から2倍です。
買い物客「だいぶ高くなったと思います」「タマネギ、ニンジン、ジャガイモとかベースで買うものなので、それが高くなってしまうと結構痛いですね」
仙台市中央卸売市場によりますと、国産タマネギの卸値の平均は、2021年5月は1キロ87円でしたが、5月13日の時点では300円と1年で3倍以上になりました。
2021年の猛暑で北海道産が不作だったことに加え、2022年の九州の天候が不順で品薄になっていることが主な要因です。
みやぎ生協幸町店農産担当小西基生さん「新タマネギに関しては、ほとんど佐賀や長崎から入荷していますので、天候不順の影響で畑に入れな、・収穫できない状況になると全体的な数量も減ってしまう」
更に、消費の4割を占める中国産タマネギの輸入が、ロックダウンの影響で滞っていることも国産の高値に拍車をかけています。
仙台市中央卸売市場によりますと今後、静岡産や栃木産が出回りますが、梅雨が始まり全体的に出荷が安定しないため、タマネギの高値はしばらく続く見込みだということです。