東日本大震災から11日で、11年3カ月です。津波で犠牲になった七十七銀行女川支店の行員の遺族らが建てたモニュメントが移設され、お披露目会と記念の植樹が行われました。
モニュメントが移設されたのは、女川支店があった場所から南に約160メートルの場所にできた「女川いのちの広場」です。
これまでモニュメントが建てられていた町有地を町に返還するため、遺族らが民有地を買い上げて整備しました。
11日は黙とうを捧げた後、地元の小学生らが参加して、花壇にシダレザクラやペチュニアを植えました。
長男・健太さんを亡くした田村孝行さん「きょうは一つ新たな一歩かなと思っています。自分なりに命を守ることとかそういったものを考えてもらう場所になってほしいと思います」
七十七銀行女川支店では、津波で行員ら4人が死亡し、8人が行方不明のままとなっています。