震災の津波で児童と職員計84人が犠牲になった宮城県石巻市の大川小学校で、新任の校長を対象に学校防災を考える研修会が行われています。
この研修会は、大川小学校を巡る裁判で学校側の防災体制の不備を認める判決が確定したことを受け、県教育委員会が2020年から行っていて、8日は2022年度新たに校長に就任した89人が参加しました。
研修では、当時6年生の娘を亡くした佐藤敏郎さんが、校庭に避難した児童が津波で被災するまでを時系列で説明した後「ここで起きたことを想像し、学校での防災につなげてほしい」などとと訴えました。
14日には、新規採用の教職員を対象にした研修会も行われる予定です。