最大クラスの津波が発生した場合の宮城県の浸水想定で、仙台市は新たな浸水範囲の人口が4万人に及ぶことを明らかにしました。

 これは、15日に開かれた市議会6月定例会の代表質問で市が明らかにしたものです。 最大クラスの津波に地盤沈下や防潮堤の破壊など最悪の条件が重なる新たな浸水想定では、仙台市沿岸部では東日本大震災の浸水面積より広くなり8カ所の指定避難所が浸水範囲に含まれます。

 この地域に住む人口は、おおよその数字として1万9000世帯4万人に及ぶということです。

 また、震災後に整備した避難の丘は3カ所でかさ上げ工事が必要になるため、周辺でイベントなどを開く場合は、主催者に代わりになる避難先を周知するなど当面の対応をとることを明らかにしました。