20日の暑さにより、宮城県内では7人が熱中症の疑いで病院に搬送されました。熱中症にかからないためにはどうしたらよいのかなどを県の担当者に聞きました。
急に気温が上がるこの時期、暑さに慣れていないこともあって熱中症にかかりやすい状態が続きます。
県健康推進課健康推進第二班津田道代班長「例年、梅雨の合間の急に熱くなった日ですとか、梅雨明け直後から8月いっぱいなどで発生の件数が多くなってます」
特に注意が必要なのが、高齢者や子どもです。
県内では2021年、熱中症で954人が病院に搬送されましたが、そのうち高齢者が476人と半数を占めました。
県健康推進課健康推進第二班津田道代班長「特に高齢者や子供は発症しやすくなっておりますので注意が必要です。手足がしびれる、めまい、立ちくらみなどがあるときは熱中症が疑われます。涼しい場所に体を移動させて冷たいタオルや氷などで体を冷やしてください」
特に自力で水分が取れない、意識が無いといった症状がみられる時は救急車を呼ぶなどして、すぐに診療を受ける必要があると言います。
また、予防のためには水分補給が重要です。
県健康推進課健康推進第二班津田道代班長「のどの渇きを感じていなくても、こまめに水分補給をする。睡眠不足の時や疲れている時は熱中症になりやすくなりますので、日ごろから十分に休息をとることが大事です」
熱中症にかかる場所は、宅内が最も多いということです。暑さを我慢せずにエアコンを積極的に使うことも重要ということです。