手足が不自由な人をサポートする介助犬の普及を目指して、20日から東北6県を回るPR活動が始まりました。

 日本介助犬協会では、7月1日まで東北6県を回って介助犬のPR活動を行う予定で、20日は宮城県庁1階のロビーで出発セレモニーが開かれました。

 介助犬は、落とした物を拾ったり指示された物を持ってきたりするほか、車椅子をけん引するなど、手足が不自由な人たちをサポートをすることが役割です。

 介助犬は全国で58頭いて、このうち県内で活動するのはわずか1頭とまだまだ数が少なく認知度も低いため、セレモニーの後協会関係者は県議会議員や県の担当者と意見交換し普及に協力を求めました。

 日本介助犬協会磯貝歩美主任「介助犬を希望されている当事者の方に正しい情報が届いていないという課題もありますので、希望される方が増えれば介助犬も増えていくといところになります」

 厚生労働省では、全国で介助犬を必要とする人は約1万5000人いると推計していますが存在を知らない人が多いため、協会ではPRに力を入れていく考えです。