関西電力が、宮城県川崎町の風力発電の予定地から蔵王国定公園を外す方針を示したことについてです。村井知事は、20日の会見で「そもそも国定公園は予定地に入れるべき所ではない」と不快感を示しました。
関西電力は、川崎町南西部に高さ140メートルから180メートルほどの風車を最大で23基つくる計画です。
このうち、風車が建てられる予定地の一部は蔵王国定公園にかかっていました。
これに対し、環境アセスメントに関する県の審査会から批判が上がったことを受け、関西電力は計画を見直し国定公園内には風車を立てない方針を明らかにしていました。
震災会の指摘について、村井知事は20日の会見で次のように述べました。
村井知事「全体的に、環境により配慮した計画にしようとする姿勢が見られない。非常に厳しい意見ですよね。もっともなご意見だと受け止めています」
関西電力は、川崎町での住民説明会を20日夜から始めますが、その大部分は報道機関には公開しない方針です。
村井知事は、関西電力が住民説明会の大部分を非公開にすることについても、誠意が感じられないと企業としての姿勢を批判しています。