特殊詐欺の受け子として、高齢の女性からキャッシュカードを盗んだ男が逮捕されました。宮城県警は、犯行に使われた偽の身分証などを公開し注意を呼びかけています。
逮捕・送検された住所不定の解体工、古山直哉容疑者(22)は5月16日、銀行協会の職員を装って、若林区の80代の女性の家を訪れキャッシュカード3枚を盗んだ疑いが持たれています。
古山容疑者は容疑を認めています。
県警が公開した事件の押収品です。古山容疑者はスーツ姿で県の銀行協会の職員を名乗り、さらに偽の身分証を示しました。
そして女性を言葉巧みに誘導して、キャッシュカードを封筒に入れさせ印鑑を押すように指示して、女性が印鑑を取りに行ったすきに、別の封筒とすり替えてカードを盗んだということです。
三栗谷皓我記者「古山容疑者は下敷きを四角く加工し、キャッシュカードに見立てて封筒に入れ封筒をすり替えて盗んでいたということです」
盗まれたキャッシュカードからは、計145万円が引き出されていました。
県警では、金融機関や警察を名乗る人物から「口座やキャッシュカードが不正に使われた」などと連絡があった場合には、すぐに警察に相談してほしいと呼びかけています。