福島県にある勿来火力発電所9号機が、トラブルで一時停止しました。まだ全面復旧していませんが、東北電力は電力供給の予備率について30日と1日は5%以上を確保できるとしています。

 福島県いわき市にある勿来火力発電所は、東北電力などが出資している常磐共同火力が運営しています。

 常磐共同火力によりますと30日午前3時ごろ、9号機で石炭を燃やすための通風機が大きく振動するトラブルがあり運転を停止しました。

 30日正午過ぎに運転を再開しましたが、最大出力の60万キロワットではなく、当面は25万キロワットまでに抑えるということです。

 勿来火力発電所からは、東北や首都圏などに電力を供給しています。

 東北電力によりますと、全面復旧が遅れても東北・新潟エリアの30日と1日の予備率は5%以上を確保できるということです。