帝国データバンクによりますと、仙台市泉区の飲食店経営業「ダックス」が7月18日に事業を停止し、19日に仙台地裁に自己破産を申請したということです。負債額は約7億円です。

ダックスは1992年に設立され、宮城県内のほか、秋田や山形などの東北地区や、千葉や埼玉などの関東圏において「生パスタ専門店 コパン」を6店舗、また「COPIN 真の生麺パスタ」を3店舗、フードコート内への小規模店舗「quick pasta COPIN」を10店舗展開するなどし、2009年1月期は約15億円の年売上高を計上していました。

しかし、不採算店舗の発生が続いたほか、出店資金の多くを金融機関からの借入金に依存していたこともあり、資金繰りが悪化、その後宮城県中小企業再生支援機構の支援の元で経営再建を図ってきたものの、新型コロナウイルスの感染拡大による営業自粛などで業況がさらに悪化し、2021年7月期には年売上高が約6億5000万円にまで減少し、債務超過に陥っていました。