下水中のウイルス量からコロナ感染者数を予測する東北大学の調査で、今週の仙台市の感染者は大幅に増加し、過去最多を更新するという結果が示されました。

 東北大学大学院工学研究科の佐野大輔教授のグループは、仙台市内の下水から検出される新型コロナウイルスの濃度や過去の感染状況を分析して、感染者数を予測しています。

 先週は2071人の予測に対して実際の感染者数は3254人と、第6派のピークを超え、過去最多となりました。

 今週は、先週の実測値をさらに大幅に上回る3923人と、過去最多を更新すると予測されています。

 佐野大輔教授「調査は計4サンプルなんですけども、一つはここ1か月の中でも高いウイルス濃度だった。過去最大の感染規模になりつつある」

 佐野教授はいま一度、感染対策を見直したうえで社会活動に取り組む必要があると指摘しています。