仙台市は、若林区の仙台市中央卸売市場を現地で建て替える方針を明らかにしました。

 仙台市中央卸売市場の再整備について郡市長は、9日の市議会本会議で現地で建て替える方針を明らかにしました。

 中央卸売市場は、若林区の本場、宮城野区の花き市場と食肉市場で構成されています。

 約18万平方メートルの敷地に、水産棟や青果棟などがある本場は、開設から50年近く経ち施設の老朽化が指摘されていました。

 市は、再整備に向けて現在の施設の改修、現地での建て替え、花き市場との集約などを検討し調査を進めてきました。

 その結果、現在と同じ規模の敷地を他の場所に確保するのが難しいことや、市場関係者から現地での建て替えを望む声が多く出たことなどを踏まえ、仙台市は現地で建て替える方針を決めたということです。

 事業費は470億円から600億円と見込んでいて、市は今後、新たな市場の規模や機能について具体的な検討を始めます。