円安などの影響から、海外で作る国内向けの製品の生産や輸送にかかるコストが上昇しています。仙台市に本社があるアイリスオーヤマは、中国で行っている約50種類の製品の生産を国内の工場に移すことを決めました。
アイリスオーヤマは、中国にある4つの工場で日本向けのプラスチック製品などを生産しています。
しかし、円安の長期化や原油価格の高騰などの影響で、製品を日本に運ぶためのコストが上昇していることから、衣装ケースなどの収納用品、約50種類の生産を埼玉県にある工場など国内の3カ所に移すことにしました。
アイリスオーヤマ広報室羽鹿奈々さん「国内で生産することで、中国から日本に持って来るっていう一つの輸送が無くなることで、コストが抑えられることが一番大きなメリットです」
中国での生産を国内に切り替えることで、約2割のコスト削減を見込んでいます。
アイリスオーヤマは、今後、園芸や除雪用品の生産を国内に移すことも検討しているということです。