静岡県で送迎バスに置き去りにされた子どもが死亡した事件を受けて、宮城県が行った緊急調査の結果がまとまりました。宮城県の私立の幼稚園は、140の施設すべてで置き去りを防ぐ対応が取られているということです。
5日、静岡県牧之原市にある認定こども園の送迎バスの中に3歳の女の子が置き去りにされ、熱射病で亡くなりました。
この事件を踏まえ、県の私学・公益法人課では幼稚園型認定こども園を含む県内140の私立の幼稚園を対象に緊急のアンケート調査を実施し、すべての園から回答を得ました。
県によりますと、すべての園が送迎バスに置き去りにしないための何らかの確認をしていたということです。
具体的には、名簿から欠席連絡分を引いた数と実際に園内にいる子どもの数をつき合わせる、点呼を実施するなどの対応が取られています。
国は、私立の幼稚園に加えて公立の幼稚園や保育園なども対象にした、より詳細な全国調査を実施しています。
県内では約1300の施設が対象で、回答期限は27日になっています。