気仙沼市ではお正月の縁起物「ほしの玉」づくりが最盛期を迎えています。

 「ほしの玉」は、主に宮城や岩手の三陸沿岸に伝わる正月飾りで、願いを叶えてくれる「宝珠の玉」が由来とされる縁起物です。

 気仙沼市の佐々木和男さん(82)は市内で唯一「ほしの玉」を手書きで制作していて、長寿を願うエビや燃えるような赤い玉、松竹梅などの縁起の良い絵柄が描かれています。

 印刷のものが増えている「ほしの玉」ですが、佐々木さんは飾る人の願いが叶うよう、1枚1枚に思いを込めて手作業で作っています。

 佐々木和男さん「今の平和がずっと何百年、何千年ずっと永遠に続く、今の日本の平和が続くことを頭に願いながら考えながら描いてる時もあります」

佐々木さんの「ほしの玉」は気仙沼市や南三陸町のスーパーなどで販売されています。