2月、頭の部分が落下した宮城県大崎市鳴子温泉の巨大こけしについてです。多くの人から支援を受けて修復とお色直しが終わり、お披露目会が開かれました。

 修復が完了したのは、大崎市鳴子温泉の岩下こけし資料館にある高さ6メートルの巨大こけしです。

 12日のお披露目会には、クラウドファンディングで修復費用を支援した人たちなどが参加しました。

 岩下こけし資料館遊佐妙子社長「この奇跡を起こしてくださいました全国の皆様に、改めて心から御礼申し上げたいと思います。ありがとうございました」

 巨大こけしの頭が落下したのは2月で、雪の重みが原因とみられています。

 資料館ではもう一体の巨大こけしの修復費用も合わせ、クラウドファンディングで320万円の支援を呼びかけたところ、全国の452人から500万円を超える寄付が集まりました。

 頭の部分が落下してしまったこけしは修復され、顔のお色直しも行われました。もう一体についても、顔や胴体の絵柄がきれいに塗り直されました。

 支援者「素敵ですよね、やっぱり鳴子のシンボルですよね」「このように色も前の色合いとか状態をしっかりと復元なってまして、とてもうれしく思います」

 岩下こけし資料館遊佐妙子社長「全国の皆様からのご支援だったので、それだけで胸がいっぱいになるような感じでしたので本当にうれしいですね。こけしも同じように再現してくれてありがとうと言っているような感じなので、本当に皆様に感謝したい気持ちでいっぱいです」