4年前、仙台市泉区で女子児童へのいじめを苦に母親が児童と心中したとみられる事件について、仙台市教育委員会はいじめ重大事態と認定し市議会に報告しました。

 2018年11月、泉区の寺岡小学校に通う2年生の娘と母親が心中したとみられる事件を受け、第三者でつくる専門委員会が6日、いじめ重大事態と判断するのが適当だったと結論づけました。

 これを受け、仙台市教育委員会はいじめ重大事態と認定し、12日に開かれた市議会特別委員会に報告しました。

 渡辺博市議「この報告書を読んで、私涙出ましたよ。この悲痛な保護者の叫びその訴えになぜ迅速に対応できなかったのか」

 佐藤わか子市議「学校といじめられたという保護者が対立にある時、私は中立の立場でしっかりと介入していくべきだったと思う」 更に教育委員会側は、議員から今後いじめと死亡の因果関係を調査するか問われ次のように答弁しました。

 岩城利宏副教育長「子どもさんとお母様が亡くなった。それといじめとの関係というのは、教育委員会としていじめの法の枠組みとして調査を進めていく、専門委員会に諮問する、そこはなかなか難しいものと思っております」