日本海溝・千島海溝沿いでマグニチュード7以上の地震を観測した場合に、その後の大きな地震への注意を呼び掛ける北海道・三陸沖後発地震注意情報の運用が、16日から始まりました。
北海道・三陸沖後発地震注意情報は、日本海溝・千島海溝沿いでマグニチュード7以上の地震が発生した場合、政府が発表します。 先に起こった地震の後に続けて起こる可能性がある地震や津波に対して、注意を呼びかける情報で、宮城県では全ての市町村が対象です。
大きな後発地震は過去に何度も起きていて、2011年3月9日にマグニチュード7.3の地震が発生した2日後に、マグニチュード9.0の東日本大震災が発生しました。
仙台管区気象台高濱聡地震情報官「この情報を出すこと、出し続けることで1人でも多くの方が対応していただいて、その人の命を守る、また大切な人の命を守ることにつながればいいと考えております」
情報が発表された場合、住民に事前の避難などは呼び掛けず、発表から1週間程度は日常生活を維持しながら避難が必要な場合にはすぐ行動できるよう備えておくことなどを求めています。
内閣府のガイドラインでは、すぐ逃げられる服装のまま眠り、枕元には食料や水など非常時に持ち出すものを置いておくことなどを求めています。
地震が起きた際に安全に身を守れるよう、普段から備えておくことが重要です。