宮城県女川町では、年末年始の食卓に欠かせない鯨の肉を安く提供する催しが始まりました。
鯨の肉の提供は、かつて捕鯨の拠点港として栄え多くの加工会社があった女川町が鯨を食べる文化を後世に伝えようと毎年、この時期に行っています。
北西太平洋で行われた商業捕鯨で取れたニタリクジラの赤肉が約1キロで2200円、皮が200グラムで300円と市価よりも2割ほど安く販売されました。
町の職員が各地区を回り販売すると、事前に予約していた町民が次々に訪れ鯨肉を買い求めました。
購入した人「焼いて食べるのが多い味噌漬けにして」「刺身にしてニンニク醤油で食べるとおいしいです」「家で食べたり宅配便で送ったり、誰か来た時にお土産にあげたりします」
女川町では18日まで、町内の各地区で約1900キロを提供する予定で、350件を超える申し込みがあったということです。