勤務先の学校の職員室に灯油をまき散らすなどして威力業務妨害の罪に問われている男の初公判が仙台地裁で開かれ、男は起訴内容を認めました。

 起訴状などによりますと宮城県白石市の渡辺秀一被告(56)は10月、勤務していた白石中学校の職員室の床などに灯油をまき散らした上、火のついたろうそくを置いて立ち去るなどして職員の業務を妨害したとして威力業務妨害の罪に問われています。

 19日の初公判で、渡辺被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。

 検察側は、渡辺被告は教員に敵意を持っていた。更に仕事の悩みや家族の借金の問題を抱えていて、八つ当たりで犯行に及んだなどと指摘しました。