仙台市と企業などが協力して行ってきた、認知症などの予防にビデオゲーム=eスポーツを活用する実証実験の結果が公表されました。実験の結果「複数の物事に注意を払いながら同時に行動する機能」が向上した傾向がみられたということです。
この実証実験は、仙台市とNTT東日本、東北福祉大学などが認知症や加齢による心身の衰え=フレイルの予防にゲームを活用しようと行っています。
実験は、4月から9月にかけ60代から90代の男女21人が参加して行われました。 参加者女性「はじめ触ることもできないし、どうやってやるかも分からなかったですけど、楽しいです。頭と体力も使います」「外出も多くなって、積極的に何かをやろうとすることが多くなったような気がします」
実験の結果「複数の物事に注意を払いながら同時に行動する機能」に向上した傾向が見られたということです。
仙台市健康福祉局高齢企画課大関裕史課長「引き続き高齢者の方々にこういったeスポーツの楽しさであるとか楽しみ方というのを周知しながら、少しずつ広げられたらと考えております」