宮城県の蔵王の冬の風物詩、樹氷ツアーには年末年始に多くの観光客が訪れています。外国人観光客の姿もあり、スキー場はインバウンドの本格再開に大きな期待を寄せています。

 24日から始まったすみかわスノーパークの樹氷ツアーは、雪上車に乗り標高約1600メートルにある樹氷を間近で楽しむことができます。

 今シーズンは雪が多く降り風も吹いたため、例年より樹氷の成長が早く既に見頃を迎えています。

 5日も吹雪く中、県外や海外から来た観光客らが樹氷をカメラに収めるなどして楽しんでいました。

 観光客「きれいですね。来て良かったです」「オーストラリアには雪は無いです。とても寒いです」

 年末年始にスキー場と樹氷ツアーに訪れた人は前のシーズンより2割ほど増え、コロナ前の6割ほどまで回復しているということです。

 更にタイやマレーシアなどからの観光客も訪れていて、関係者からは喜びの声が聞かれました。

 すみかわスノーパーク村岡拓磨さん「(今シーズンは)海外からのお客様も、年末年始もちょこちょこ入ってきておりますので、スキー場としてはありがたく感じております」

 10日から全国旅行支援が再開するのに加え、18日からは仙台と台湾を結ぶ定期便も再開します。

 特に、3年ぶりとなるインバウンドの本格再開には期待が高まります。

 すみかわスノーパーク村岡拓磨さん「これから1月中旬から2月の樹氷の最盛期と言われる時期は、(予約が)もう週末なんかはだいぶ埋まってきている、満席の便も出てきておりますので、この先もっともっと台湾便も復活して、たくさんの所からお客様が来ていただけることを期待しております」