宮城県角田市の農場で死んだアヒルから高病原性鳥インフルエンザが検出されたことを受け、県が実施していた防疫措置が完了し、今シーズンは家畜の伝染病が流行っていることから衛生管理の徹底を求めました。
県によりますと27日、角田市の農場で家畜のアヒル約100羽が死んでいるのが見つかり、遺伝子検査の結果、高病原性の鳥インフルエンザウイルスH5亜型が検出されました。
県は29日までに同じ農場のアヒル9495羽を殺処分して、死んだ584羽や糞とともに埋設処分し、消毒などの防疫措置を終えました。
これを受け県は30日午前に対策本部会議を開き、この農場から半径10キロ以内の農場では2月13日まで搬出の制限を、半径3キロ以内の農場では2月20日まで移動を制限することを確認しました。
今シーズンは全国的に鳥インフルエンザが流行していることに加え、県内で豚熱の確認が相次いでいることから、特定家畜伝染病にかかる対策本部を継続し、養鶏業者に消毒の徹底を求めています。