宮城県大崎市は、赤字が続くJR陸羽東線について、地元の高校生たちが利活用方法を検討するワークショップを開きました。

 陸羽東線の古川−鳴子温泉間は1987年には1日2740人の利用がありましたが、2021年は665人に留まっていて、赤字のため存続が危ぶまれていることから、大崎市では利活用方法を検討しています。

 ワークショップは陸羽東線を利用する機会の多い高校生から意見を聞くため、大崎市が2016年から毎年開催しているもので、26日は市内9つの高校から39人の生徒が参加。

 高校生たちは9つのグループに分かれ、陸羽東線の今後について意見を出し合いました。

【参加した高校生】「SNSは全国、全世界共通で情報が回る。SNSは活用したほうが良いと思う」

「芸能人とコラボして電車や鳴子温泉、周りのお店などをPRしてもらう」

 大崎市は高校生から出た意見を地域懇談会でも報告し、来月までにまとめられる報告書に盛り込む方針です。