飲酒運転の根絶を目指す催しが宮城県庁で開かれ、根絶に向けた巨大なメッセージを仙台育英高校の書道部員が書き上げました。
催しには、仙台育英高校の書道部員14人が参加しました。
仙台育英高校の生徒3人が、宮城県多賀城市で飲酒運転の車にはねられて亡くなった事故から5月22日で18年になります。
参加した部員たちは事故のあった年度に生まれました。
部員たちは、亡くなった先輩たちを悼む黙とうの後、縦4メートル、横6メートルの巨大用紙に筆を走らせました。
仙台育英の書道部のパフォーマンスは、全国2連覇の実力です。
「飲酒運転根絶、よろしくお願いします」 主将・青柳芽衣さん「先輩方の命が奪われたことが、すごく悲しくて悔しくて。飲酒運転がこの世から無くなることを願って、今回パフォーマンスさせていただきました」
事故があった5月22日は、県が定める飲酒運転根絶の日です。
宮城県での飲酒運転の人身事故は、多賀城の事故があった2005年は258件、2022年は34件と減少傾向ですが、根絶には至っていません。