9日午後、宮城県の栗原市と大崎市で山林や住宅が焼ける火事が相次ぎました。いずれもけが人はいません。宮城県には12日連続で乾燥注意報が出ていて、火の取り扱いに注意が必要です。

 消防や警察によりますと9日正午ごろ、栗原市瀬峰大鰐谷で「山林が燃えている」と近くの住人から通報がありました。

 消防がポンプ車やヘリで消火に当たり、約3時間後に火はほぼ消し止められました。けが人はいませんでした。

 現場は、田畑や山林が広がる地域で東北新幹線の線路沿いですが、新幹線の運行には影響は出ていないということです。

 また、午後0時半ごろには大崎市古川小野で「農地の火入れ作業中に燃え広がった」と消防に通報がありました。

 元木博昭カメラマン「消防による懸命な消火活動が行われていますが、火は山林を燃え広がっています」

 近隣住民「最初薄い煙が出て、ばっと火の玉みたいのが上がったのね。かなり上がったね炎と」

 火は約3時間後に消し止められましたが、山林が燃えたほか近くの空き家の敷地内にある倉庫3棟が全焼したということです。けが人はいませんでした。

 午後3時半ごろには、大崎市古川旭で共同住宅が焼ける火事がありました。けが人はいないということです。

 宮城県全域には12日連続で乾燥注意報が出ていて、気象台は火の取り扱いに注意するよう呼び掛けています。