14日の宮城県は風はやや強めでしたが、日差しが降り注ぎました。15日以降は春本番の暖かさとなりそうです。2023年の3月は例年に比べてかなり暖かく、宮城県では観測史上最も早い桜の開花が予想されています。
14日の最高気温は仙台と白石で11.1℃などこの時期らしい気温となりました。
15日以降は暖かい空気が流れ込み気温が上がる見込みで、最高気温は仙台で12℃、白石で14℃など4月上旬並みとなる予想です。
3月に入り、例年より高い気温が続く2023年は桜の開花予想が早まっています。
仙台の桜の開花はウェザーマップが3月25日、日本気象協会が3月29日、ウェザーニュースが4月1日と予想していていずれも平年より1週間以上早い見込みです。
仙台での開花は2020年と2021年の3月28日が観測史上最も早い記録で、2023年は更新する可能性もあります。
コロナ禍で4度目の桜の季節を迎えます。宮城県の桜スポットで予定されている桜まつりの開催内容です。
仙台市宮城野区の榴岡公園です。19種類約360本の桜が植えられていて、開花の時期がそれぞれ異なることから長い時期にわたって花見を楽しめます。
桜まつりりは4月1日からの予定です。4年ぶりにコロナ禍前と同じ規模で開催を予定していて、約30店の屋台が出店します。飲食に関する人数制限なども設けず花見の宴会も可能で、4年ぶりにお花見すずめ踊りも予定されています。
仙台市青葉区の西公園です。ソメイヨシを中心に約200本の桜が楽しめるこちらの会場では、桜の開花に合わせて桜まつりを開催する予定で4月1日から屋台が出店します。
2022年に続き飲酒は可能で、ライトアップはコロナ禍前と同じ午後10時までの予定です。なお、テントに座布団や暖房を備えた桟敷席はコロナ対策として設けません。
白石川沿いの一目千本桜です。大河原町、柴田町ともに4年ぶりに桜まつりを開催します。大河原町では当初4月6日からの予定でしたが、開花時期が早いことが見込まれているため1週間前倒して3月31日からの開催に変更しました。柴田町も前倒しでの開催を調整していて、来週発表する予定です。
大河原町では飲食店の出店やライトアップを再開しますが、密集を避けるため白石川の屋形船の運航は中止します。柴田町でも飲酒や食べ歩きは禁止していませんが、会場内でのステージイベントは行いません。
大河原町の担当者は「桜の植樹から100年の特別な年に当たるため、感染対策を徹底して花見を楽しんでほしい」と話していました。