東北大学災害科学国際研究所で地震や津波のメカニズムの研究などに当たってきた今村文彦所長が、3月末で所長を退任することが分かりました。

 東北大学の今村文彦教授は、防災の研究拠点として2012年に発足した東北大学災害科学国際研究所の2代目の所長として9年間勤めてきました。

 今村所長は、地震や津波のメカニズムを専門的に分析する災害科学という分野を立ち上げ、広く情報発信してきました。

 3月末で任期を終え、所長を退任するということです。

 今村所長は「被災地の支援や実践的課題を解決する学際研究を進めることができた。

今後も研究や支援を続けていきたい」としています。

 後任には、災害公衆衛生学が専門の栗山進一教授が就任する予定です。