4年前、仙台市泉区で小学2年生の児童と母親がいじめを苦に心中したとみられる事件を受け、仙台市の専門委員会は教員が対策のマニュアルを理解組織として取り組むことが重要とする再発防止策を教育長に答申しました。
2018年11月、泉区の寺岡小学校に通う2年生の女子児童と母親が心中したとみられる事件を受け、弁護士や臨床心理士などで構成される専門委員会はいじめの再発防止策について議論してきました。
答申書によりますと、当時の学校側の対応について作成されていたいじめ対応マニュアルが十分に生かされていなかったと指摘。その上で、教員がマニュアルを十分に理解しいじめ対策に学校が組織として取り組むことが重要だと提言しています。
専門委員会小野純一郎委員長「答申の内容が十分伝わり、明日からの教育の現場、いじめ対策の現場で生かされることが私たちの願いです」
答申を受け、市教育委員会は学校との連携のあり方など、いじめ対策について見直す方針です。