宮城県白石市の小学校で校庭の防球ネットが倒れ児童が死亡した事故から4月27日で2年です。白石市は4月24日を学校安全の日に定めていて、児童らが学校内に危険な場所が無いか見て回りました。

 2021年4月27日、白石第一小学校の校庭で児童らが防球ネットに寄り掛かるなどして遊んでいたところ木製の支柱が折れ、6年生の児童1人が死亡、別の男子児童が大けがをしました。

 白石市は4月24日を学校安全の日に定めていて、市内15の全て小中学校で研修や安全点検が行われました。

 このうち大鷹沢小学校では全校児童29人が参加して集会が開かれ、教師が校内のどのような場所に危険が潜んでいるのか具体例を説明しました。

 その後、児童らは3つのグループに分かれて校舎内や体育館に揺れで落ちやすい物がないかや、壁に大きなひびが入っていないかなどを確認しました。

 北本悠真くん「意外と身近にあるものでもすごく危険だなというのが分かりました。自分の家とかも点検してみたりしてここにはあまり近づかない方がいいなとか考えたりしたいと思いました」

 児童らは、家の周りにある誰でも入れてしまう川やため池、歩道の無い道路なども危険が潜む場所だと教わりました。

 大鷹沢小学校榊原渉校長「子どもたちの地域だったり通学路などもそういった(安全確認の)目で実践化、行動化できればいいなと思っています」