今シーズンの酒造りを締めくくる甑倒し(こしきだおし)の神事が、宮城県大崎市の酒蔵で行われました。
2022年9月に酒造りが始まった一ノ蔵では、シーズン最後の酒米を蒸す作業が行われました。米を蒸す大きな器は甑(こしき)と呼ばれていて、酒造りが終わると横に倒して洗ったことから仕込みの最終日は甑倒し(こしきだおし)と呼ばれています。
16日は杜氏や蔵人など50人余りが出席して神事が行われ、酒造りが無事に終わったことに感謝しました。
新型コロナの影響で飲食店などの需要が落ち込み一ノ蔵でも生産量が減っていましたが、2022年はコロナ前の8割まで回復していて、更に伸びが期待できるということです。
一ノ蔵鈴木整社長「コロナがようやく終焉に向かっているのかなと実感したわけですけど、ちょうど出荷の方も徐々に回復しつつあります。日本酒ファンの皆様に良いお酒をどんどんお届けできるとうれしく思っています」