宮城県の新たな津波浸水想定に対応した初めての避難訓練が東松島市で行われ、これまでの想定よりも遠くへ逃げることが必要になった住民らが、車を使って避難しました。
4日の訓練は、震度6強の地震が発生し大津波警報が発表されたという想定で実施されました。
東松島市は県が2022年5月に発表した新たな津波浸水想定を受け、1キロ以上離れた場所へ避難しなければならない人たちに対し車による移動を認めています。
今回は新たな津波浸水想定をもとにした初めての訓練で、矢本東地区など沿岸部の住民たちは自家用車を使い市が指定した内陸部の避難先に移動していました。
車で避難した男性「いざとなったらもっと踏切とか、交差点、信号のあるところで渋滞すると思います」
車で避難した女性「普段から準備はしていかなきゃいけないかなと思います」
東松島市では今後訓練の結果をもとに避難道路の整備などを検討することにしています。
渥美巖東松島市長「(実際に)避難するとなると当然大渋滞になると思うので、それを少しでも分散するような形で、避難道路を作って行きたい」