宮城県丸森町で計画されている風力発電について、地元住民でつくる団体が中止を求める要望書を県に提出しました。

 丸森町や県によりますと、町周辺の山林では三菱HCキャピタル子会社のHSEが、風車を最大で12基造って発電する計画です。

 地元住民らでつくる丸森の未来を考える会のメンバーが県庁を訪れ、計画を中止するよう県が指導することを求める要望書を提出しました。

 丸森の未来を考える会菅野俊一共同代表「土砂災害(の危険性)の増大等、多くの問題があるこの計画に中止を求めて活動を行っている」

 県は、再エネ発電施設を森林以外などの適地に誘導することを目指し課税条例案を県議会に提出していて、住民団体は条例案の目的に沿った指導をすることも求めています。

 県の担当者は「確かに受け取りました」と応じました。

 丸森町ではエネオスの子会社、ジャパン・リニューアブル・エナジーも風力発電を計画していましたが、反対運動を背景に中止を決めています。