伊達政宗や徳川家康がどのように宮城県の岩出山の礎を築いたかを紹介する企画展が、大崎市の旧有備館で開かれています。

 企画展では、岩出山の城下町を整備した伊達政宗と徳川家康にまつわる約30点の茶碗や絵画などが展示されています。

 徳川家康が1591年に岩出山を訪れ実相寺に泊った際に使ったとされる、中国製の茶碗です。箱には、実相寺の当時の住職が記した「権現様」=徳川家康の名前が確認できます。

 また、政宗公が岩出山城を居城とした1591年から仙台城に移るまでの12年間に整備した、当時の城下町や街道の様子を描いた絵図なども展示されています。

 岩出山公民館大森翔太主事「この企画展を通じて多くの皆様に岩出山と政宗、そして家康の関係性を知っていただければ幸いでございます」

 この企画展は、8月20日まで開かれています。