仙台市の新型コロナ感染者数を予測する東北大学の調査で、今週も増加傾向が続く見通しが示されました。
東北大学大学院工学研究科の佐野大輔教授のグループは、下水から検出される新型コロナウイルスの濃度などから、毎週仙台市の新規感染者数を予測しています。
調査の結果、ウイルス濃度は3週連続で上昇していて今週の予測値は9881人と先週より増加する見通しが示されました。
予測値が9000人を超えるのは約5カ月ぶりです。
東北大学大学院工学研究科佐野大輔教授「(ウイルス濃度は)過去に照らし合わせると2022年の11月中旬ごろの第8波と言われていた流行の入り口と同じところまで来ているので、上昇傾向にあるのは間違いないというところ」
佐野教授は夏場は、エアコンの使用により密室になりやすいとして、換気などの対策を呼びかけています。