復興庁の渡辺博道大臣が宮城県の被災地を訪れ、学校での防災教育や復興状況などを視察しました。

 渡辺大臣は2018年に続き2022年12月、復興大臣に2度目の就任を果たしました。「東日本大震災から12年が経ち、震災を知らない子どもたちが増えている。風化させないためにも、防災教育に力を入れていきたい」と現状の課題について認識を伝えました。

 6年生の社会科の授業を視察し、教室で石巻市の復興の取り組みについて児童が話し合い、発表する様子を見学しました。

 午後には名取市のサイクルスポーツセンターを訪れ、閖上や北釜地区の復興状況ついて山田名取市長から説明を受けました。

 山田司郎名取市長「災害に強いまちづくりを進めると同時に、あちら側に住む場所があってすぐ近くに働く場所があって、まさに職住近接の便利の良い町になってきたかなと」 渡辺博道復興大臣「12年経って、いわゆるインフラ等の部分についてはおおむね完了してきたと思っております。それに対してですね、心のケアや生業の再生が今後大いに課題になってくるのではないかなと思います」