宮城県栗原市の小学校で軽トラックで児童をはね逮捕された男が、車から降りて校舎内に侵入し「逃げないから」などと話していたことが新たに分かりました。

 小野寺章仁容疑者は6日午後3時ごろ、栗原市の若柳小学校の敷地内で児童4人を軽トラックではね殺害しようとした疑いで逮捕・送検されました。

 その後の警察への取材で、軽トラックは通用口からゆっくりと侵入し児童を背後からはねたことがわかりました。

 近くにいた教員は「直前まで車に気が付かなかった」と話しているということです。

 また関係者によりますと、小野寺容疑者は児童をはねた後校舎内に侵入し、教頭と男性教員2人に取り押さえられました。

 その際、抵抗はなく憔悴した様子で「逃げないから」と話していたということです。

 小野寺容疑者は「人にわざとぶつけようと思った」と話していますが、供述にあいまいな部分もあるため、警察は責任能力についても調べることにしています。