宮城県栗原市の小学校で児童4人が軽トラックにはねられけがをした事件で、臨時休校となっていた小学校が授業を再開しました。

 6日、栗原市の若柳小学校の敷地内で児童4人が軽トラックにはねられてけがをし、軽トラックを運転していた小野寺章仁容疑者(34)が殺人未遂の疑いで逮捕送検されました。

 若柳小学校は事件の翌日を臨時休校としていましたが、10日から授業を再開しました。
 けがをした児童のうち3人は、10日から登校しているということです。

 10日は朝に全校集会が開かれ、校長から心のケアに当たるカウンセラーを2人に増やしたことや、PTAや警察などによる見回りの強化などが説明されました。

 警察によりますと小野寺容疑者が運転する軽トラックは、開いていた通用口からゆっくりと侵入し、背後から児童をはねたということです。

 更に小野寺容疑者は鍵がかかっていない入口から校舎内に侵入し、教頭らに取り押さえられました。

 このため若柳小学校では外部からの車の進入を防ぐバリケードを設置するほか、児童が利用するとき以外は校舎の入り口に鍵をかけるなどの対策を取ることにしています。

 市の教育委員会によりますと、栗原市全ての幼稚園や小中学校でもバリケードの設置を予定しているということです。