宮城県大崎市の病院で発生し2人が死亡したレジオネラ症の集団感染について、県は感染源が病院の空調設備と特定しました。

 集団感染があったのは大崎市の永仁会病院で、入院や通院をしていた40代から90代の男女6人がレジオネラ症に感染し、80代男性と40代女性が死亡しました。

 病院では、屋上の空調設備2基から基準を大きく超えるレジオネラ属菌が検出されていました。

 県によりますと、遺伝子解析の結果患者6人のうち死亡した2人を含む4人から検出されたレジオネラ属菌が、病院の空調設備の菌と一致しました。

 残る2人については、解析できる菌株が培養できなかったということです。

 県は、全ての病院や有床の診療所に対し、点検や清掃の実施状況を調べています。