東日本大震災で津波の被害を受けた、仙台市荒浜地区の復興を願うクラフトビールが完成しました。開発したのは、宮城県を代表する牛タン店利久と、荒浜でフルーツパークを運営する仙台ターミナルビルです。

 荒浜の復興を願い開発されたクラフトビール、その名もアラハマブルー。仙台ターミナルビルが荒浜地区に整備した、JRフルーツパーク仙台あらはまで取れたブルーベリーを使用し、利久が岩沼市に持つビールの醸造所で製造されました。

 利久の醸造所で関係者を招いて、クラフトビールの完成披露会が開かれました。

 披露会には、フルーツパークのアンバサダーを務める元バレーボール日本代表の佐藤あり紗さんも駆けつけ、完成を祝いました。

 佐藤あり紗さん「アラハマブルーの完成を祝して元気よく乾杯したいと思います。皆さん乾杯」

 クラフトビールのアラハマブルーは、樽で1カ月半熟成させ、ブルーベリーの甘みと酸味が感じられるのが特徴です。

 「色がきれいなことにびっくりしたのと、飲んでみてすごくブルーベリーの味がしたんですね。おいしかったです」「すごいおいしいですね。酸味とうま味を感じて、すごく飲みやすかったです」

 利久酒類製造本部大平洋介課長「香りも甘みも出たので、非常にうれしく思ってます。ゆっくり楽しんで時間をかけて楽しんでいただけたらうれしいです」

 クラフトビール、アラハマブルーは9月2日から宮城県を中心とする利久の店舗で提供されるほか、JRフルーツパーク仙台あらはまでも販売されるということです。