テレビゲームを通じてデジタル機器への抵抗感を解消してもらおうと、高齢者向けのeスポーツの体験会が宮城県名取市で行われました。
ゆりが丘公民館で行われたeスポーツ体験会には、60歳から85歳の地元住民17人が参加しました。
名取市は、デジタルへの抵抗感の解消などを目的に高齢者向けのeスポーツ体験会を始めていて、認知症予防などにもつなげたい考えです。
参加者は、リズム感や瞬発力が求められる太鼓の達人に挑戦しました。
音楽に合わせて太鼓のばちを打ちながら視覚と聴覚をフルに活用して、普段なかなか接することのないeスポーツに汗を流しました。
「とにかく体中が熱いです。ほかほかして。心がウキウキするのが良いと思います」「生まれて初めてです、何をしたら良いか分かっているが難しい。反射神経が良くなるというか体が生き生きする」
名取市では、こうした取り組みを通じデジタル機器に親しんでもらい、高齢者にもスマートフォンで行政サービスを受けられるようになってもらえればと話しています。