2023年に宮城県で確認された特殊詐欺の被害額は8月末までに5億円を超え、2022年1年間の被害額を上回ったことが分かりました。
宮城県警によりますと、宮城県で1月から8月末までに確認された特殊詐欺の被害は216件で、被害額は5億600万円だったということです。2022年1年間の被害額を8カ月間で上回りました。
宮城県警生活安全企画課及川佳朋指導官「2022年に発生が無かった金融商品の詐欺が7件発生している。1人当たりの被害額が1000万を超える被害で被害額の全体を押し上げている1つの要因と言える」
金融商品詐欺とは、SNSなどでFXや未公開株への投資を勧める手口で、30代から70代と幅広い世代が被害に遭っていることが特徴です。
最近では、株式学習や投資学習などをうたうLINEのグループに勝手に追加され、投資勧誘を受けるケースが相次いでいて、投資意識の高まりが被害増加の背景にあるとされています。
宮城県警生活安全企画課及川佳朋指導官「FX、資産運用、投資というようなキーワードがSNSで出れば詐欺なので早めに警察に相談を」