4月に努力義務化された自転車利用者のヘルメット着用について、警察の調査の結果、宮城県の着用率は10.8%と全国平均を2.7ポイント下回りました。

 改正道交法の施行により、4月から全ての自転車利用者のヘルメット着用が努力義務化されました。

 これを受け、7月に警察庁、自転車利用者のヘルメット着用率を調査した結果、宮城県は10.8%で全国平均の13.5%を2.7ポイント下回りました。

 全国で最も高かったのは愛媛県の59.9%でした。

 宮城県警によりますと2023年、宮城県での自転車事故で死亡したり大けがをしたりした53人のうち48人はヘルメットを着用しておらず、このうち12人はヘルメットを着用していれば被害の程度を軽くできたとみられるということです。

 県警は「頭部を守ることが大事」として改めてヘルメットの着用を呼び掛けています。