犯罪被害者を支援しようと、宮城県の鳴子警察署は地元の事業所などで構成する鳴子警察官友の会と、事件直後に宿泊先や食事を提供する協定を宮城県で初めて結びました。
犯罪被害者の支援をめぐっては、仙台市を除く宮城県の市町村で条例が制定され支援金の支給や相談窓口などを設置して対応していますが、今回の協定では事件直後の対応をより手厚くします。
事件の当日から被害者本人や家族に対し、旅館やホテルなど宿泊先を確保するほか衣服や食事を提供し、公的な支援が始まるまで最大3日間、友の会から5万円を支給します。 鳴子警察官友の会三浦勝己会長「不幸にして被害に遭われた方が、少しは心にゆとりが持てればと思います」
鳴子警察署阿部英昭署長「捜査環境を整えるということで、被疑者の早期検挙につながると信じています」