6日の宮城県内は東部を中心に風が強まり高齢女性が風にあおられ骨折するなど、被害が相次ぎました。

 午後4時すぎに暴風警報は解除されましたが列車のダイヤの乱れは続き、帰宅時間を直撃しています。

 6日の県内は西高東低の気圧配置が強まり風が強くなりました。

 午後4時までの最大瞬間風速は・鹿島台で26.6メートル・女川で26.5メートルで10月の観測史上最大を記録。・仙台で25.2メートルなどとなりました。

 警察によりますと、塩釜市内で通行中だった高齢の女性が風にあおられ転倒し、腕の骨が折れる大けがを負ったということです。

 この風の影響で登米市では花を栽培しているビニールハウスの一部が剥がれるなどの被害が出ました。幸い花に影響はなかったということです。

 若葉園芸伊藤裕麻さん「寒い時期であるとか雨が近い時期だったら大変なことだったんですけど幸いここ数日は晴れ続くらしいのでその間に直したいと思ってます」

 石巻市では住宅の屋根がはがれる被害も確認されました。

 東北電力ネットワークによりますと七ヶ浜町の一部地域では強風で高圧線が断線したため正午前からおよそ1時間にわたっておよそ700戸で停電が発生しました。

 強風の影響は鉄道にも及びました。県内の在来線は東北線と常磐線の一部区間と気仙沼線の全線で運休や一時運転見合せとなりましたが先ほど全線で運転を再開しました。

 また東北新幹線は上下線の合わせて9本に最大27分の遅れが発生しました。