宮城県南三陸町で、採卵用のサケの捕獲が始まりました。

 南三陸町志津川の八幡川にある捕獲所では、志津川淡水漁協の職員らが仕掛けられた網から次々とサケをすくい上げていきました。 サケの遡上が遅れたため、例年より2週間ほど遅れてのスタートです。

 捕獲数は雄10匹、雌9匹で、過去最低だった前年の初日の12匹を上回りました。

 志津川淡水漁業協働組合千葉純一事務局長「毎年右肩下がりで漁獲量が少なくなっているのは嘆かわしいが、少ない資源を大事に育てて放流を続け、いつの日か魚が帰ってくることを願うのみです」

 志津川淡水漁協では、他の地域から卵を購入し、今シーズンは400万匹の放流を目指しているということです。