2024年4月に運用開始が予定されている次世代放射光施設ナノテラスで、仙台工業高校の生徒たちが最新技術に触れました。

 ナノテラスは、太陽の10憶倍という非常に明るい光を物質に当てることで、食品などの構造をナノレベル=100万分の1ミリ単位で解析できる巨大な顕微鏡です。

 仙台工業高校機械科の2年生約30人がナノテラスを訪れ、担当者から非常に明るい光を創り出す仕組みなどについて説明を受けました。

 担当者「(電子を)加速器で加速します。電子の速度が上がると電子の持っているエネルギー自体が増えているということになるので、後はその電子を揺さぶることによって光を振り落す。イメージですけど」

 生徒たちは実験装置などを見学しました。 高校生「これからの日本の産業を支えていく素晴らしい技術を間近で見ることができて本当に良かったです」「ナノの世界って値だけ見たらすごい小さな世界だと思うんですけど、秘めてる可能性ってすごい大きいものだなと感じました」

 次世代放射光施設ナノテラスは、2024年4月に運用開始が予定されています。