3連敗中の仙台89ERSは、強豪、川崎ブレイブサンダースとの連戦でした。今シーズン初のホーム同一カード連勝です。

 連敗脱出のキーマンは、攻守で存在感を見せた阿部諒でした。今シーズンB1島根スサノオマジックから仙台に加入した阿部諒は持ち味のディフェンスに加え、仙台で得点力が開花しました。1日の琉球戦では、キャリアハイとなる25得点を挙げています。ここまで全試合に出場し、1試合平均得点はチーム日本人最多の14と欠かせない存在になっています。

 阿部諒選手「上位に行くために日本人のアタックが必要。先頭に立って引っ張って欲しいと藤田HCから言われた。その部分でペイントタッチをしてそれが得点に結びついていると思います」

 20日のゲーム1、序盤から阿部が魅せます。ファウルを受けながらのタフショット。相手のパスを奪い最後はゲルン。阿部の攻守の活躍が光り前半をリードして折り返します。

 後半に川崎が追い上げますが、窮地を救ったのがネイサン・ブース。キャリアハイとなる32得点の大活躍。川崎に競り勝ち、連敗を3で止めました。

 連勝を狙う21日のゲーム2、仙台は前半だけで8本のスリーポイントシュートを沈めるなど試合を優位に進めます。

 第4クォーターに同点とされますが、この局面を打開したのは阿部諒でした。3ポイントシュートで再びリードすると、その後も得点を重ねキャリアハイを更新する26得点。阿部の活躍で勝利をもぎ取った仙台は、強豪川崎相手に今シーズン初のホーム同一カード連勝です。