人手不足が深刻化するなか、ロボットを導入する動きが広がっています。自らエレベーターを使って複数のフロアを移動し、清掃などを担うロボットの実証実験が仙台市青葉区で行われました。
実証実験は、ホテルやオフィスのほか商業施設が入る青葉区の複合ビル仙台トラストタワーで行われました。
東海林真衣記者「清掃ロボットを使った実証実験です。エレベーターを自分で呼んで違う階に移動しながら床を清掃します」
掃除ロボットはセンサーを搭載していて、人や障害物を避けながら自動で走行することができます。事前にフロアマップを登録し掃除する時間や場所を指定すると、自動で目的地まで移動します。別のフロアへ移動する時は、自らセンサーでエレベーターを呼んで乗り込みます。ロボットがエレベーターと連携することで複数のフロアへの移動が可能となります。
ウェスティンホテル仙台栗田和紀マーケティングマネージャー「(ロボットを使うことで)お客様に対して人をかけることができますから、お客様にお話をしたりコミュニケーションを取って満足度を上げていきたいと」
1階のカフェからコーヒーを受け取り、5階のフロアに運ぶ実験も行われました。自走して目的地に着くと客がパスワードを使ってロック解除し、中身を取り出す仕組みです。
森トラスト社長室戦略本部朝比奈泰裕部長代理「ロボットを導入することによって働き方の改善であったりとか、人がやるべきこととロボットでもできることをすみ分けることによって、人がより人らしい働き方ができるのかなと思っています」